万能調理ガジェット楽しい笑
健康マニアな薬剤師、番外編です!
今回の記事は健康マニアな観点からちょっと逸れますが、楽しいことは健康につながるので良しとします!笑
使い方次第では健康維持にも活用できそう!
■目次
記事トップ
1. どんな調理器具を使っていますか?
2. 万能調理器ガジェット!
3. 使い方
まとめ
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どんな調理器具を使っていますか?
みなさんは普段、どんな調理器具をつかっていますか?
私は普段、体の老化を抑えるため、手間を減らすために低温調理器を使っています。
あとやっぱりとてつもなく美味しいから。
食の楽しみは人生の楽しみの中でも欠かせないもの。もちろん鍋やフライパンも弱火でよく使います。
他には無水調理であったり、炊飯器を使った料理も楽で美味しくて好きです笑
炊飯器調理の例として肉じゃがを挙げると、
炊飯器の温度遷移が、野菜の糊化しやすい温度推移となっていることや、味が染みわたる加減と噛み合っているため、
材料を切って、調味料入れ混ぜて、落し蓋をして、白米モードで炊けば出来上がるというお手軽調理です。
野菜の糊化しやすい温度推移の話
植物に含まれるデンプンは、アミロペクチンとアミロースという炭水化物から構成されています。
どちらも常温の水に入れても溶けませんが(沈殿するから澱粉という名前がついたらしい)、
それぞれ57〜70℃、93〜105℃まで加熱すると水を吸収して溶けて分散して粘性が得られます。
この反応のことを糊化(こか)と言います。
肉じゃがなどの場合では、じゃがいもに多く含まれるアミロペクチンが57〜70℃で溶けて、
構造を支え合うようになるため煮崩れしにくくなります。
したがって、鍋で煮崩れしない肉じゃがを作るには低めの温度で少し加熱すれば良いのです。
炊飯器だと余熱時間が確保されているため、その間に57〜70℃での低めの温度をゆっくり通過することでアミロペクチンの糊化がしっかり起こり、形を保てるという原理です。
アミロペクチンとアミロースの含まれる割合は異なりますが他の野菜でも、
一度低めの温度でゆっくり加熱しておくとシャキシャキ感の残った野菜料理が作れます。
個人的に野菜スープの場合は、ほろほろトロトロの方が好きなので、
鍋でこの時間通過を短くして作ります。
アミロースまで糊化させるためには93〜105℃が必要なため、野菜全般にしっかり火を通すには沸騰または圧力をかけて加熱する必要があります。
多くの野菜は生で食べられるのでそこまで加熱する必要はありません。
一方で、じゃがいもや豆、小麦等は、腸に良くない影響を与える炎症性のあるレクチンの毒素を除くためにも
しっかり加熱した方が良いとされています。
以上、デンプンの糊化や食感、形の維持のお話でした。
また、細胞壁のヘミセルロースが66〜70℃以上で分解して柔らかくなる(こちらは糊化ではない)
ことも知っておくと野菜の食感の調節もしやすいでしょう。
ただ、そういう時に問題が…同時に玄米炊けないなと笑
炊飯器をもう一台買うのもなーと考える中、そういえば!!と、昔から気になっていたガジェットを思い出して買ってしばらく遊んでいるので紹介します!
万能調理器はこちら!Instant Pot!
いわゆる電気圧力鍋ですが、蓋をせずに調理もできて、フライパンの代わりに炒め物も可能、鍋や圧力鍋機能もあります!
お米も炊けるし、更にはヨーグルトや納豆作り、ケーキ作り、スロークッカーとしても使えるという、万能調理ガジェットです!
(炒め物も作れる圧力鍋機能のついた炊飯器か?笑)
炒め物Saute、圧力鍋Pressure Cook機能の他にも、Soup/Broth スープ・だし、Meat/Stew 肉・シチュー、Bean/Chili 豆、Slow Cook スロークッカー、Rice ご飯、Multigrain 穀物、Porridge おかゆ、Steam 蒸し、Yogurtヨーグルト、
(Cake ケーキ、Egg 卵、Sterilize 滅菌のボタンは7-in-1には無いが、火力圧力設定を決められるため代用できそう。
性質的にヨーグルトやスロークッカーは炒めや圧力で代用できない専用の機能か?)
等の機能があります。
火力と圧力を自由にボタン一つで決められるところが、実験好きな私の好奇心を掻き立てます笑
タイマー機能や予約機能もあり、火を使わないので仕込んでしまえば完全放置でできるのも嬉しいポイントです。
Instant Potの使い方
購入した9-in-1のモデルにはEgg 卵 ボタンがあるのに、あえてPressure Cookモードを使って
白身だけ固まった半熟ゆで卵を作ってみました笑
1. 200ccの水(多分適当な量で問題ない)を入れて、蒸し器の上に卵をのせる。
2. 火力 : Normal、圧力 : Low 、時間 : 3分の設定。
3. 終わったらすぐに減圧して冷水に浸して殻を剥く。
(家の標高や気圧によって出来上がりがちょっと変わるそうなので、やってみて火の通り具合をみて調整してみてください。
参考になるか分かりませんがうちは標高52m位置の3階です笑)
Instant Pot 蓋開けるとこんな感じ。見た目は大きな圧力鍋。
水200cc入れて付属の蒸し器を置く。
Off。何もしていない状態。他の調理をしている場合はCancelボタンでこの状態になる。
圧力かけるので蓋をしめて上のSealingモード:圧力かかる。かかると右の銀色の金属が浮いてくる(圧力鍋にあるやつ)。
(下のVentingで圧力抜ける。)
Pressure Cook ボタンを押して、+,-ボタンで時間設定、Pressure Levelで圧力Low、火力はNormalで。
10秒待つと勝手に加熱加圧が始まる。圧力上がるまではOnの表記。あとは放置。
加圧が完了したら残り時間が表示される。
電気なのでコンロの強火のときよりも圧力上がるまでに少し時間はかかるが、安全さと楽さで分がある。
完了したら蒸気を抜く。半熟卵で止めない場合は自然減圧を待つのもあり。
勢いよく蒸気が出るので、やけどしないように棒やおたまなど使って気をつけて減圧しましょう。
卵をとりだす。
流水。加熱の進行を止め、殻をむきやすく。
とぅるん(殻がむけた音)
これくらいの半熟たまごになりました。圧力加熱時間と蒸気抜くまでの時間などいじったら調整できそう。
まとめ
実際には設定した時間だけでできるわけではなく、圧力が一定になるまでの時間もありますが、ボタン一つでできるのですごく楽です。
製品によっていくつか機能の数が異なりますが、Egg機能があるのにあえて別のモードで設定してみても作れたので、割と自由が効くこともわかりました。
いつもは炊飯器でつくる肉じゃがも、試しにInstant potを使って作ってみましたが美味しかったです。
ねっとりとした焼き芋を作るのも、普段に比べて火を使わない分完全放置できたので楽でした。
健康マニアとはちょっと逸れますが、楽しいし便利なので炊飯器の代わりに買ってみてよかったなーと思います笑
素材によっては圧力かけても大きな問題はないし、料理の幅もひろがるなーと。
真空低温調理や極弱火での魚料理や肉料理にこだわらない人は、
ガスコンロさえも不要になるかもしれないくらい便利な一品かもしれません笑
たまにはこういう記事もありかなと。
健康マニアな薬剤師 番外編でした!
#健康マニアな薬剤師 AkitoshiTokubuchi 競技ヨーヨー全日本チャンピオン
いくつか種類があるようで、私が購入したのは
Instant Pot DUO Plus 60, 6Qt 9-in-1。
・Duo Plus 60が製品の種類。ベーシックなバージョンや、温度推移が表示されるUltraなんてものもあるようです。
・6Qtが容量、他には3Qtと8Qtがあります。家族人数に合わせて選ぶと良いでしょう。
9-in-1ができる調理法テンプレの種類。製品によって6〜10種類の幅があるようです。
ヨーグルトや納豆を作りたい方やスロークッカーとして使いたい方は適したモードがあるものを。
・火力と圧力と時間をこっちで設定できるので私みたいな科学実験好きはどれでもいい気もします笑