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マイクロRNAを用いた、がんのリスクを超早期・発症前に評価する手法を試したい。

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医療の進歩で、がんは超早期に発見すれば、種類とステージによっては完治も期待できる病気となってきています。

以前は自分ががんになった時は、抗がん剤治療は絶対にしたくないと思っていました。

しかし、抗がん剤の近年の変化と、実際病院等で治療に関わってきた中で、僕の抗がん剤への考え方も変わってきました。
状況と目的と治療内容次第では、選択肢として大いにアリなものと考えるようになりました。

 

そのためにも早期発見が大事な反面、とても難しかったのですが...
そこに新たな手法が確立されつつあるので期待が高まっています。

 

マイクロRNAを用いた、がんのリスクを超早期・発症前に評価する手法を試したいとより強く思う今日このごろです。

今日はそのお話をしようかなと思います。

 

目次

1. 新しい抗がん剤による医療の変化、完治・寿命延長の望み

2. マイクロRNAを用いたがんリスク検査法

3. 僕個人の考えまとめ  

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新しい抗がん剤による医療の完治・寿命延長の望み

多少語弊はありますがわかりやすくざっくり言えば、(という前提で全体的に読んでいただけますと幸いです。)
昔からある薬はがん細胞だけでなく正常な細胞もやっつけてしまうので、どうしても様々な副作用が出るものばかりでした。

 

一方で、ここ数年で、がんに特有の遺伝子やタンパク質・分子に働きかけるような新しいタイプの抗がん剤も増えてきています。

最近だと2018年にノーベル賞をとられたお薬もあります。ニボルマブ(商品名オプジーボ )などが代表的な抗がん剤です。

僕らの正常な身体や細胞などの免疫系(T細胞)は、体内にできた異常ながん細胞を当然やっつけようとします。
一方で免疫系のT細胞には悪者をやっつけたあとに自分の体を過剰に攻撃しないようにするブレーキをかけるボタンのようなもの(PD-1)があります。
がん細胞はT細胞のそのボタンを勝手に押して、がん細胞への攻撃を弱めて邪魔します。(T細胞上のPD-1とがん細胞上のPD-L1が結合するとT細胞不活性化)
したがって、T細胞が本気でがん細胞を攻撃することができず、どんどん大きくなってしまいます。

ここで出てくるのがニボルマブのようなお薬です。T細胞の働きを弱めるのを止めてくれます。
(PD-1とPD-L1にニボルマブがくっつくことで、PD-1とPD-L1がくっつかなくなって、がん細胞がT細胞を不活化させるのを抑制する)
これによって正常な細胞ががん細胞と闘うことができるようになるのです。
(免疫チェックポイント阻害薬と呼ばれています)

したがって、がん以外の正常な細胞も巻き込むような働き方ではないので、従来の抗がん剤のような吐き気などの副作用リスクに関してはとても低くなっています(とは言っても安全という訳では全くなく、命に関わる間質性肺炎等、他の副作用のリスクはもちろんあります。研究データが少ないためこれから様々副作用の報告も増えてくると思います)。

このようなお薬以外にも特定のタンパク質や分子に作用する分子標的薬などもあります。

そんなこんなで抗がん剤の近年の変化と、実際治療に関わってきた中で、僕の抗がん剤への考え方も変わってきました。
以前は自分ががんになった時は、抗がん剤治療はしたくないと思っていましたが、状況と目的と治療内容次第では、選択肢として大いにアリなものと考えるようになりました。

 

ということで、画期的なお薬も出てきており、早く見つかりさえすれば、昔よりも、がんに対して有効打となる可能性のある治療の選択肢が増えました。
早期発見が非常に重要なわけです。

ところが、進行の早さやがんの種類にもよりますが、腫瘍マーカーや画像診断では見つかった段階で完治が望めない場合も多いです。
検査値が上がってくるのが遅かったり、切除ができないくらい大きくなっていたり、転移していたり。

 

マイクロRNAを用いたがんリスク検査法

そこで、2014年度から2018年度まで国立がん研究センターでは、その他の検出法として、マイクロRNAなどを用いたがんのリスク評価の研究が行われてきました。

マイクロRNA(miRNA)は遺伝子の働きにかかわる物質で、体内に約2600種類存在するそうです。がんはこのうち特定のマイクロRNAを分泌し、増殖したり転移したりしているそうで、そこを検出する算段というわけです。

 

発表当時薬学生だった僕はその手法にすごく興味があり、大学病院に勤めてからも今はどうなってるのかなと時々調べていました。

そんな中で、2年ほど前に、どうやら国立がん研究センター以外でもマイクロRNAを用いたがんのリスク検査をしているミアテストというものがあるらしい。と知り、ずっと気にはなっていました。

 

ミアテストとは、がんなどがある場合に各臓器から出る因子(マイクロRNAなど)を検出し、疾患の早期発見を行う検査です。
採血のみの検査で体への負担が少なく、画像検査等では確認できないグレイゾーンや「ステージ0」レベルでも疾患の可能性を発見することができる可能性があります。

(図:各種宣伝物などでミアテストを説明される際にご活用ください。との記載があったのでHP内資料を使わせていただきました。詳細はミルテル社HP。)

 

薬剤師だからこその情報発信の機会や、患者さんだけでなく身内のがん発症なども体験しまして、やはりずっと気になっていたミアテストについてしっかり調べ、自らも検査を受けてみたいと考えており、今回電話で本社に問い合わせしてみたので載せてみます。大したことは聞いていないので読まなくてもいいです笑

問い合わせしたときの会話内容 を開く

国立がんセンターが取り組まれているマイクロRNAの解析と連携したりしているのか?

→全く関わっておらず解析や見てるRNAは異なるかもしれないがやり方や見方としては同じかとのこと。

 

保険外診療ということで、ミアテストはがん1種につき2〜4万円、ミアテストプラチナ(ほぼ全部のがん種検査)だと現在約30万円程度の支払いの機関が多い印象なのですが、実際のミアテストプラチナにかかるコストがどれくらいなのか、また、今後のミアテストの受診料の引き下げなどのご予定はあるのかお教えいただきたくございます。

→コストはお伝えできないとのこと。値段下げていく方針だがすぐ直近で値下げするって話はないそうです。

 

昔はステージ-1〜5くらいの評価をされていたと思うのですが、現在評価方法が少し変わってきているようでミアテストを受けた場合どのようなフィードバックが帰ってくるか教えていただきたいです。

→がんのリスクをa,b,c,dで評価。実質的にはリスク有るd,cか、リスク無いb,aかという判断くらい。検査報告書のサンプル図はHPにあるので気になった方は見てみてください。

 

リスクが高いと判断された場合の治療として受診してがんを発見できればいいですが、見つからない早期と思われる場合の対応として、生活習慣の見直し以外に何か推奨されていることはありますか?高濃度ビタミンC静注などもよく聞きますが、実際どうなんでしょうか?また、高リスクと判断された場合に高濃度ビタミンC静注をして、その後ミアテストを受けるとなるとまた再度同額のミアテストプラチナの料金が必要になってくるものなのでしょうか?

→免疫療法や高濃度ビタミンC静注をされる方が多いが何か特に推奨していることはない。何か治療や取り組みを挟んでもう一回はかる場合も同じ値段が必要。同じ人の経過を追うような研究はしていない。

とのことでした。

保険外の検査ですので、現時点で全てのがんをミアテストで検査するには30万近くかかってしまいますが、

これをどう捉えるかは個人個人だと思います。

 

僕の考えまとめ

うちはがん家系だからこそ、それにあらがって、(他にも理由はありますが)

ブログタイトルにもあるよう健康にこだわって生活をしています笑。が、遺伝的にいつかは絶対がんになってしまうとは思っています。

その発見が早ければ今の時代、健康寿命をのばせるかもしれない、という思いでマイクロRNAの検査はしたいなぁと思っています。

国立がん研究センターのプロジェクトが最近終わったところなのでキットの完成を待つか、ミルテル社のミアテストを受けるか悩ましいところ。。。

とはいえ、国立がん研究センター関連の検査キットは2019年中に承認を申請予定で、早ければ2020年には承認されるとのこと!楽しみです。
複数のがん調べるのに血液1滴で十分だそうで、コストも数万程度(予定)で済むようですし精度も高い(ようです)ので、数年待てるのならそっちの方がいいかなとは思ったり。
遅くとも30歳(現在27)までには何かしらの形でマイクロRNA検査をしようと考えてます。がんの種類によっては20代から発症することもありますし。

がんリスクが高いという結果でがんが見つからなかった場合は、賛否両論ありますが高濃度ビタミンC静注も検討しようかと思ったり。
するかしないか判断できる程度には研究データ増えてほしいものです。

 

というわけで、健康寿命を伸ばすためにもこれまで通り健康を意識した生活を続けたり、身体のメンテナンスや検診の延長として

マイクロRNAを用いた、がん早期発見の検査法も知っておいてもらえたらと思っての記事でした!

※説明の仕方や解釈・意見など私個人的なものが含まれますので、責任は負いかねます。必ず医師や薬剤師・医療従事者、家族と話し合い、しっかり調べ直した上で、医療を受けたり治療方針などを決めるようにお願い致します。

テロメアの検査もあるけれど

ちなみにミルテル社には寿命と相関のあるテロメアの長さを測定するサービスもあります。
普段から最大限伸ばせるよう意識した生活をしているし、長いから短いか知ったところで何か変わることはないし、仮に短いと知ってしまっても良いことはないと思うので測る予定はありません。
残りの寿命が100年であれ、明日が最期の日でさえ、毎日その日その日を大事に楽しむほうが大切だと思うから。

 

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